「夢」ノ章.第1話

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       《試衛館》   天保10年(1839年) 近藤勇の養父.近藤周助が 設立した天然理心流の剣術道場   その試衛館の4代目が近藤勇で 慶応3年(1867年)まで 江戸.市谷甲良屋敷 (東京新宿区市谷柳町25番地) に実在したと記録があります   この道場は 既に後の新撰組の中核を成す メンバーが名を連ねており 土方歳三.沖田総司.井上源三郎 山南敬助.永倉新八.原田左之助 藤堂平助.斉藤一などが  出入りしていました (ただし、斉藤一は諸説存在)   近藤勇は 天保5年(1834年).農民の子 宮川勝五郎として生まれ  嘉永元年(1849年)11月に  天然理心流に入門し 島崎勝太に改名した後に  文久元年(1861年) 試衛館を継ぐにあたり 近藤勇と名乗りました   文久2年(1862年) 江戸幕府14代将軍.徳川家茂は 上洛警護をする浪士組織  「浪士組」への参加を募り  近藤勇は 試衛館の門下生と共に参加し 翌年2月に京都へ旅立ちました   近藤勇が愛用したのは 名刀「虎徹」と言われており 後に新撰組局長になった後も 試衛館で培われた 剣術と剣技に上乗せされ  凄まじい破壊力と切れ味で 恐れられたと伝えられています
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