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いつも通りの裁きの場。
けれど何かが違う気がした。
「どうしたんですか?大王。」
有能な秘書はオレの微妙な変化に気付いたようだ。
さすがだね、鬼男君。
「なんだろう……無性に眠い…さっきまで寝てたはずなのに、変なんだ…」
目を擦って起きようとするけれど目は掠れるだけだ。
「一眠りしたらどうですか?今は休憩して」
いつもより優しげな鬼男君に何か違和感を感じたけれど、その時は限界でその言葉を聞くなり、眠りの深みに落ちていった…
それが始まり。
オレの失態だった。
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