~始まり~

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冥界では閻魔大王を中心としてまわっている。 閻魔大王が休憩している時は門は閉められるが、裁判中は閻魔大王の裁きがあるので出られないようになる。 それが裁判中に眠ってしまった事により、魂が駄々漏れ状態になってしまった…という事である。 「裁判の途中で閻魔大王が眠りに落ちたもんだから何人か魂が逃げました!まだ何も起きてませんが早く掴まえに行かなければいけません。」 否、今はあの時の鬼男君を考えている場合じゃない。 逃げた魂をなんとかしないと、 「オレが行く。こうなったのは、全部。全部オレの責任だから…」 そう言うと鬼男君は閻魔七つ道具とタモをもって 「僕も御一緒します。こうなったのは貴方を放って置いた僕の責任でもありますから。」 とオレの隣りに並んで言った。 「鬼男君…」 ありがとう… .
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