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「…で?」
「何?」
「どうやって探すんですか。逃げた魂なんて分からないでしょう…」
鬼男君が呆れながら言う。
ふふっ…オレを見くびっているな?鬼男君。
「じゃーん!新閻魔七つ道具その三、魂探知器!」
ドーンと高く掲げてみる。
どうだ。驚いたか!
しかし、鬼男の反応は薄く、
「……その一とその二はどうしたんですか?」
仕方ないから付き合ってやるよオーラが漂っていた。
クソッ…なんなんだよ。
さっきはせっかく感謝してやったのに!
「閻魔七つ道具の足りない部分を補正したんだよ!だからもちろんタモとかセーラー服とか入ってる!」
ちょっと八つ当たりチックに言ったらため息をつかれた。
ため息つきたいのはこっちだ!
「そんな事より…」
そんな事ってなんだ!
「それで早く行きません?早く行った方がいいと思うんですけど…」
「分かってるよ!」
鬼男君め。覚えてろよ。
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