~始まり~

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「あのさ、竹中さん」 今、一番気になっている事がある。 「どうした?閻魔」 「此処、何処?」 そう、此処は何処かという事。 見たところ学校の保健室…みたいだけど。 「此処は、日和学園の保健室だ。私は此処の保険医をしている」 「日和学園んんー!?」 聞いた事ない。そんな学園。 「そんな事より、君は何しに来たんだ?閻魔。君には冥界での仕事があるはずだろう?」 「それがさー……こうこうそういう訳で……」 「なるほど…それで此処にきたのか。その魂探知器…とやらは正確なのか?」 「うん、そりゃあそうだよ。高値で買ったんだもん、そうじゃなきゃ困るよ。」 「じゃあ、此処に魂があるのか…で?さっき話していた鬼男君、とやらは何処にいるんだ?見当たらないが。」 え?そういえば… 辺りを見回すが当然いる訳も無く… 「鬼男君どこー!?」 .
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