340人が本棚に入れています
本棚に追加
「恐らくその鬼男君はこの学園内にいると思うぞ」
少々混乱していたオレに竹中さんが少し考えて言う。
「へ?なんで?」
「君と鬼男君は共に来たんだろう?なら彼も何処かにいるはず……」
あぁ、そうか。
なるほどね。
「竹中さん天才!」
「ははっ…まぁね、これくらいなら朝飯前さ。」
「じゃあ、早速魂と鬼男君探して「待った。」
落ちていたタモと荷物を持ってこの保健室から出ようとしたら、竹中さんに腕を引っ張られた。
竹中さん一人じゃ寂しいのかな…
「君のその格好じゃ目立ちすぎる。学生服に着替えないと…」
あぁ、そういえばそうだ。
「でも竹中さん、学生服持ってるの?」
「…生憎今は持っていない。だが……」
そこで竹中さんの声は書き消された。何故なら保健室の扉を勢い良く開ける音と
「無限に広がる大宇宙!!」
という意味不明な挨拶のせいだった…
.
最初のコメントを投稿しよう!