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気になって持っていた魂探知器を見てみる。
やはり、針は彼を指していて光の点滅も激しい。
でも、魂として返すには一筋縄ではいかない…か。
「閻魔、その機械なんだ?携帯か?」
太子がオレの持っている探知器に興味を示す。
「これは……なんでもない!」
魂の事を話す訳にもいかないし、携帯…と言ったら更に見てくるような気がしたのですぐに鞄の中へ速攻入れた。
「………??」
不審がられないように話題転換しないと!
「あ、そういえばさ!」
「ん?何?」
「オレ学生服はないけどセーラー服ならあるよ。これでいい?」
鞄から出したセーラー服を太子に見せると少し考えてから
「よし、おっけー!特別許す!」
と言い親指を立ててにっこり笑う。
やったー!夢の『学校でセーラー服着用』が叶った~!
言っとくけどこれが初めてだからな!今まで着た事とかないんだからな!
変態じゃない!
変態という名の貴公子だよ!
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