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「ホールから僕らの星の質量がこの星に流れ初めてる・・・高エネルギーが四次元空間の歪みに作用してると思われる・・流れはまだ僅かづつだがどんどん加速する・・それを断ち切る為にも佳奈の力が必要なんだ・・・10年前の事思い出して・・・」
「10年前の事って何?あたしが何したの?」
いきなり現れて突拍子の無い事言われて何?あたしにウルトラマンにでもなれって言うの?
「今の佳奈の記憶の中には何も無い・・だからダイブする必要があるんだ
記憶の谷に誰でも入れる訳では無いから限られた選ばれし者が通行出来るあの場所に来て欲しいんだ」
「記憶の谷・・何となく知ってるっつうか知ってる・・悪夢の谷だ」
あたしはなんて返事をすれば何時もの静かな日常を取り戻せるのか高速フル回転で弱い頭を酷使した
結局いい案は思い浮かばずサクの流れに押し切られる形となった
「あの~あたしやっぱり絶対に無理かも もぅ三十路を越えましたし・・ははは」
「佳奈忘れて無いよね僕らの星とは10年の隔たりがある
子供時代に戻っただろう」
『えっ!若返るの!美味しい話で引力に逆らえ無〰い』
と言う訳でつうか短絡的過ぎる自分を馬鹿ですと宣伝しているみたいな・・・女棄てられませんから・・・・・
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