第2話

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お城では、王様とおきさき様の間に女の赤ちゃんが生まれて、喜びに沸き返っていました。 今日は、命名式のパーティーの日なのです。 命名式…って、知っていますか? 赤ちゃんにこういう名前をつけましたよって、親戚の人たちに発表する日なのです。親戚の人々といっても、王様ですからみんな大臣とか貴族の偉い人たちです。 ほらほら、ひげをはやして偉そうな式典長が家来たちに命令して、パーティーの準備に大忙しです。 おやっ、そろそろお客様が見えたようです。 勲章をつけた立派な貴族、素敵なドレスの貴婦人…、みんなとても楽しそう。
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