幼なじみ…

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台所から出てきたのは俺の妹の由美だ。俺達は小さい時に両親をなくしている。そのため、由美が家の家事をほとんどしているのだ。素晴らしき妹である。 「おはよう、由美。」 俺は笑顔で返す。 由美は顔を少しだけ赤くして、また台所に戻っていった。 少し顔を赤くする仕草……妹ながらにして可愛い………ハッ、しっかりしなくては、俺達は家族だ。危ない危ない。 リビングでテレビをつけ、朝のニュースを頭にいれる。そして、由美が朝ご飯をお盆に載せて、リビングのテーブルの上においた。 「お兄ちゃん、お待たせ早く食べよう♪」 箸を俺に差し出した。
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