713人が本棚に入れています
本棚に追加
台所から出てきたのは俺の妹の由美だ。俺達は小さい時に両親をなくしている。そのため、由美が家の家事をほとんどしているのだ。素晴らしき妹である。
「おはよう、由美。」
俺は笑顔で返す。
由美は顔を少しだけ赤くして、また台所に戻っていった。
少し顔を赤くする仕草……妹ながらにして可愛い………ハッ、しっかりしなくては、俺達は家族だ。危ない危ない。
リビングでテレビをつけ、朝のニュースを頭にいれる。そして、由美が朝ご飯をお盆に載せて、リビングのテーブルの上においた。
「お兄ちゃん、お待たせ早く食べよう♪」
箸を俺に差し出した。
最初のコメントを投稿しよう!