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――――――――――― 「聖美?」 「何ですか?」 帰り道、先輩は眠そうに言った。 「今日の飲み物なんだけど」 「はい?」 「作り方上手かった。だけど、もう少し氷が多くてもいいかも。」 「あっ分かりました」 先輩はその後に続けた。 「夏休みだってのに、毎日毎日部活ばっかだな」 「そうですね…」 あたしは甘夏先輩を覗き込みながら、自転車を止めた。 「………先輩」 先輩はあたしの少し先で自転車を止めた
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