6313人が本棚に入れています
本棚に追加
俺がそう言うと、希理は嬉しそうに。
「うん……行く……ありがとう、深壱」
さっきまで不安そうな顔をしていたのに、今ではぎこちないけど、嬉しそうな表情を見せてくれる希理。
そんな表情を見せられたら、こっちまで嬉しくなるってのに……。
「ふふ、本当に仲が良いわね、お二人さん」
その様子を見ていた時美が、横から口をはさんでくる。
「な、何だよ、見せもんじゃないぞ」
「はいはい……分かりましたよ」
そんなやりとりをしているうちに、ようやく俺や希理が通っている学園……愛志摩学園(あしまがくえん)に到着した。
最初のコメントを投稿しよう!