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このいきなりハデに登場した女の子は……俺達のクラスメイトの絵巻山未紗(えまきやま みさ)……性格は見てのとおり、明るく周りを騒がすのが好き?なクラスのム―ドメーカである。
「キミ達、早く行かないと遅刻だよ」
「ん?」
みんなで声のする方に振り向く。
「あ、おはよう龍(たつ)君」
「おはよう、キサラ」
「おはよう……ございます」
「ういっす、キサラ」
この今俺達の前に表れたのは、またまた同じクラスメイトでさらには学級委員長の龍キサラ、男だ……性格はと言うと、何を考えているのかよく分からないと言うのが一番の答えである……悪い奴ではないのだが……。
「あいかわらず騒がしいねキミ達は……」
「エヘヘ、気にしない、気にしない」
真っ赤な鼻をこすりながら未紗が言うと同時に……。
キーンコーンカーンコーン……。
と、学園内にチャイムがなり響いた。
「やべっ、チャイムなったじゃねえか、走るぞ希理」
「うん」
急いで走り出す俺と希理。
「ちょっと、先に行かないでよー」
「ボクも置いて行かないでー」
「本当に騒がしい朝だね」
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