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その後に時美と未紗とキサラがあとを追う。
今日もまた、新しい一日が始まる。
(2)
キーンコーンカーンコーン。
学園内にチャイムがなり響く。
静かだった教室がいっきに騒がしくなる。
「くーやっと昼かー」
机でぐったりしていると、希理が側までやってきて……。
「深壱……食堂に行こう」
「あーそうだな、行くか……」
と同時に席を立つと……。
「わたしも一緒に行くわ、深壱」
「ボクもボクも……」
と、時美と未紗が側にやってくる。
「はいはい……分かったから、とっと行こうぜ」
そう答えると、俺達は歩いて食堂棟に向かって行った。
ザワザワ、ガヤガヤ……。
入口から入るとすでにもの凄い生徒の数で、食堂内・売店前はにぎわっていた。
「いつもながら凄い人だな」
「人が……いっぱい」
「ちょっと出遅れたわね」
「これは大変だよ双蒸院君」
「うん?何で俺が大変なんだ?」
ニコッと笑いながら未紗が言う。
「ボク達は女の子だもん、こういう時こそ男の子の出番でしょ」
「そうね、深壱にまかせましょうか……」
「頑張って……深壱」
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