1説

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その後に時美と未紗とキサラがあとを追う。 今日もまた、新しい一日が始まる。 (2) キーンコーンカーンコーン。 学園内にチャイムがなり響く。 静かだった教室がいっきに騒がしくなる。 「くーやっと昼かー」 机でぐったりしていると、希理が側までやってきて……。 「深壱……食堂に行こう」 「あーそうだな、行くか……」 と同時に席を立つと……。 「わたしも一緒に行くわ、深壱」 「ボクもボクも……」 と、時美と未紗が側にやってくる。 「はいはい……分かったから、とっと行こうぜ」 そう答えると、俺達は歩いて食堂棟に向かって行った。 ザワザワ、ガヤガヤ……。 入口から入るとすでにもの凄い生徒の数で、食堂内・売店前はにぎわっていた。 「いつもながら凄い人だな」 「人が……いっぱい」 「ちょっと出遅れたわね」 「これは大変だよ双蒸院君」 「うん?何で俺が大変なんだ?」 ニコッと笑いながら未紗が言う。 「ボク達は女の子だもん、こういう時こそ男の子の出番でしょ」 「そうね、深壱にまかせましょうか……」 「頑張って……深壱」
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