『始まり』

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一人の占い師が客に問いかける。 「貴方の未来は幸せですか?」 「いや、それが分からないから来てるんですけど。」 客は苦笑いしながら答えた。 「私はただの占い師です。」 「それが?どーしたんですか?」 占い師の意味不明な言動に苛々してきた客は少し強めの口調で言った。 「占い師は所詮アドバイスをする人。皆さんそう思われている方が多いです。」 「私は信じています!」 客は真剣な眼差しで占い師に言う。 「じぁ、私の言うこと信じますか?」 占い師は不気味に微笑んだ。
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