175人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよう雪菜ちゃん、あ、ついでにマキも」
何も知らないヒデが上機嫌で駆け寄ってくる
ヒデだって小猿みたいやけど、愛嬌あるのになぁと思いながらマキはいつもより手加減して蹴りをいれた
「ついでってなんやねん」
「わわわっ!」
バランスを崩してヒデが勢い良く頭から砂浜にのめり込み全身砂だらけになった
「おまえ揚げる前のコロッケみたいなってるやん」
夏輝が笑いながら突っ込む
砂で真っ白になった丸坊主頭はまさに揚げる前のコロッケだった
夏輝の言葉に全員が爆笑した
そうこうしてるうちに太陽はすっかり昇って日差しが強くなってきた
「朝飯食べに行こっか」
夏輝が提案して4人はファーストフード店へ行く事にした
最初のコメントを投稿しよう!