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「いつも頑張ってるからたまにはいいやん」
夏輝が宿題をこなしながらサラリと言う
「おぅ、常に全力でやっとるからなぁ!全力やないと男やないぞ!」
フジの頭を撫でる手に力がこもってフジがしかめっ面になっている
「しかし雨は船もバイクも乗れんからの~退屈やの~」
子供のようにふてくされて海の男がネコを抱えたまま寝転がる
「ほら、フジが不幸な顔になってるから~」
夏輝が笑う
「お、すまんすまん」
やっと解放されたフジがヤレヤレと言った表情で夏輝の方へ逃げてくる
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