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夏輝とヒデが砂浜に着いたと同時にヒデの携帯がメールを知らせた
「おっ、もう少ししたらマキと雪菜ちゃんもこっち来るらしいで」
ヒデが声を弾ませる
「え、ヒデが呼んだん!? 俺聞いてないで!」
夏輝が慌てて聞き返す
「当たり前やん、お前に言ったらどうせ恥ずかしいて反対するからなぁ、シャイな男前は扱いにくいわ」
本当はヒデが雪菜と会いたかっただけなのだが、素知らぬ顔で面倒くさそうにいう
夏輝が何か言おうと口をひらこうとすると
「まぁまぁそれまで波乗りして遊ぼうや」
あっさりヒデにかわされてしまった
「とりあえず俺は波が優先や」
せっかくの波乗りが汚されたような憤りを感じながらも夏輝がボードを抱えて海に入る
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