一章

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それから二日後 「状態は良好みたいですね」 「本当ですか!?」 「えぇ。これならもう退院しても大丈夫でしょう」 「ありがとうございました」 こうして僕は退院した。 そして家で着替えた後、その足で学校に向かった。 学校はちょうど昼休みだった。 「あっ。朝霧」 「鷹巳、おはよう」 「体大丈夫か」 「大丈夫だよ」 「そっか。ところで午後からの授業受けるのか?」 「当たり前だよ。そのために来たんだし」 「なら、これ」 そう言って鷹巳はノートを数冊渡してきた。 「何これ?」 「お前が休んでいた間のノート。とりあえず目だけでも通しておけ」 「せんきゅ」 そして放課後になって僕は家に帰った。
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