一章

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その日も僕はいつものように学校に向かっていた。 「ふわぁぁぁ、ねみぃ。」 「どうした?寝不足か?」 今話しかけてきたのは鷹巳翼。僕のダチである。 「ちょっとな。最近ハマってるゲームがあってな、それをし過ぎた。」 「あぁマーダーハンターか。」 「昨日やっとランク3になってロケラン使えるようになって」 「そうか。ただほどほどにしときなよ。」 「あぁ、分かってる」 そして、僕たちは教室に向かった。 教室では女子がピーピーうるさくしゃべってたり、こっそり持ち込んだエロ雑誌で興奮してる男子が居たりした。 「朝霧、昨日のJリーグ見たか?」 「ごめん、見てない。」 「なんでだよ~」 「ずっとMHやってた。」 「なんだよ、つまんねぇ」 そう言うとまたどっかに行ってしまった。 そしてしばらくぼ~としてると鷹巳がやってきた。 「朝霧、今度の日曜ヒマか?」 「え~と・・・・確か何の予定も入ってないがどうした?」 「女子と遊びに行くことになったんだが、お前も来るか?」 「それって合コン?」 「いや、そんなんじゃないよ。本当にただ一緒に遊ぶだけ」 「そっか。・・・じゃあ・・・行こっかな?」 「OK。じゃあ10時に風見ランドで待ち合わせな」 「分かった。」 それだけ伝えると翼は自分の席に戻っていった。 「日曜日かぁ。・・・・めんどくさいなぁ。」 そんなことをぼやきつつも実はちょっぴり楽しみな僕でした。
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