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その日も僕はいつものように学校に向かっていた。
「ふわぁぁぁ、ねみぃ。」
「どうした?寝不足か?」
今話しかけてきたのは鷹巳翼。僕のダチである。
「ちょっとな。最近ハマってるゲームがあってな、それをし過ぎた。」
「あぁマーダーハンターか。」
「昨日やっとランク3になってロケラン使えるようになって」
「そうか。ただほどほどにしときなよ。」
「あぁ、分かってる」
そして、僕たちは教室に向かった。
教室では女子がピーピーうるさくしゃべってたり、こっそり持ち込んだエロ雑誌で興奮してる男子が居たりした。
「朝霧、昨日のJリーグ見たか?」
「ごめん、見てない。」
「なんでだよ~」
「ずっとMHやってた。」
「なんだよ、つまんねぇ」
そう言うとまたどっかに行ってしまった。
そしてしばらくぼ~としてると鷹巳がやってきた。
「朝霧、今度の日曜ヒマか?」
「え~と・・・・確か何の予定も入ってないがどうした?」
「女子と遊びに行くことになったんだが、お前も来るか?」
「それって合コン?」
「いや、そんなんじゃないよ。本当にただ一緒に遊ぶだけ」
「そっか。・・・じゃあ・・・行こっかな?」
「OK。じゃあ10時に風見ランドで待ち合わせな」
「分かった。」
それだけ伝えると翼は自分の席に戻っていった。
「日曜日かぁ。・・・・めんどくさいなぁ。」
そんなことをぼやきつつも実はちょっぴり楽しみな僕でした。
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