一章

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・・・・ぎり ・・・や ・・・さぎり ・・・くや 「朝霧!」 「拓哉、大丈夫?」 「鷹巳・・・母さん」 僕が目覚めると母さんと鷹巳が目の前に居た。どうやらあのあと病院に運ばれたらしい。 「あのこは?」 「あのこ?あぁ病室にいたこなら私と入れ違いに帰ったわよ」 「そっか。・・・」 しばらく病室に沈黙が流れた。 「まっなんにしても無事で良かった。病院にかつぎ込まれたって聞いてびっくりしたよ」 「鷹巳・・・・ありがとう。」 「なんだよ。いきなり。友達なんだから当然だろ」 「それでもありがとう」 「なんだよ・・・とりあえずそろそろ帰るな。また学校でな」 「ああ。」 「早く良くなれよ」 「おぅ」 それだけ言うと鷹巳は帰って行った。
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