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二人を見上げると
さきちゃんの手がポンポンと髪を撫でて
お姉ちゃんの指が毛先に触れる
「そう言えば、北斗はどうした?」
「鷹と秋人、呼びに行ったよ」
「珍しいわね、ひとりで行くなんて」
「…」
僕の頭を撫でながら、さきちゃんが思い出したように
北斗の姿を探し始めた
お姉ちゃんの言葉
どう返していいか分からなくって
また、俯いてしまった
「…さきちゃん」
「んー?…お前抱き心地最高なぁ」
「北斗最近変じゃない…?」
膝の上に座る僕をぎゅうぎゅう抱き締めてくるさきちゃんに
最近の北斗の様子を尋ねてみる
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