340人が本棚に入れています
本棚に追加
思わず、貴方の髪を引っ張って
首筋に吸い付く唇を離す
「何って…所有印」
「そんなの烏に付けるな!!」
「…、烏は俺のだからいーんだよ」
叩かれた背中をさすって
髪を引っ張られた貴方は、僕に不満そうな視線を向けてきた
赤い痕を手で隠して、顔に集まってきた熱が無くなるのを
貴方の肩に顔を埋めて待つ
貴方が後ろの鷹を振り返ると
揺れた髪から、シャンプーの匂い
同じ匂いに、何だか胸がくすぐったくなるのと
さっきの貴方の部屋での事を思い出して
顔がもっと熱くなってきた
最初のコメントを投稿しよう!