じゅうに

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僕の首筋を指でなぞる貴方の言葉 鷹の言葉に対して、変な間が空いたように感じて 顔を上げる 「…北斗?」 「ん?」 「…ううん、何でもない」 「何だよ、変だな」 変なのは貴方だよ 顔を見上げて名前を呼ぶと 首を傾げて微笑む 何も聞けないよ 反則だよ、そんな顔 首を振ると、貴方は首を傾げたままで不思議そうに笑うんだ 「っ…」 「「!?」」 「見てらんないわね…」 「北斗は僕の…だもん」 そんな顔で笑わないで 貴方じゃないみたいだよ 無理して笑ってるって言うとちょっと違うけど 本当の笑顔じゃない
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