じゅうに

22/23
前へ
/449ページ
次へ
  見てるのが苦しくなって 貴方と同じ様に、貴方の首に噛みついた びっくりした貴方の息を詰める声 目を丸くする鷹と秋人とさきちゃん 呆れて首を振るお姉ちゃん やった後で恥ずかしくなって もう一度、貴方の肩に頭を預けて 貴方の耳元で 貴方にだけ聞こえるように呟いた 「…うん、俺はお前のだよ」 「…」 「お前、烏にあんま心配かけんなよ?」 やっぱり少しの間が空いて、切なげな声 さっき、あんなに激しく求められて 北斗をいっぱい感じたのに 何でかな 不安の方が大きくなってくよ
/449ページ

最初のコメントを投稿しよう!

340人が本棚に入れています
本棚に追加