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「北斗君、入るときはノックしなさいと言っているでしょう」
「すんませーん、あはは」
僕の短冊の内容を見た貴方が僕を振り返る
振り返った貴方は
幸せそうな、悲しそうな顔をして笑ってた
胸がざわざわする
このざわざわは何?
初めての感覚に、戸惑ってしまう
貴方が入ってきた事で騒がしくなった部屋の奥から
秋人が顔を出して
いつも通り、突然部屋に入ってきた貴方を
優しく笑って叱るの
貴方はいつも通り、笑って
反省する風でも無く謝る
「好きなとこにさげな」
「うん」
「可愛い願い事ー」
「勝手に覗くなんてズルい!!」
僕が短冊を下げやすいように
抱えてた笹を僕の高さに合わせてくれる
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