じゅうさん

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  飾った後で、貴方の顔を見上げたら 締まりのない顔をしてた 僕が怒鳴ると 貴方はいたずらっ子のような顔 「私はどこに下げましょうか」 「秋人さんの願い事はなんすか?」 「烏様が一年間健康で過ごせるように…」 「あ、俺も願っとこー!!」 「北斗君はいっぱい願い事がありそうですね」 拗ねる僕を宥めるように 秋人が間に入って自分の短冊を下げる 長い指で器用に短冊を下げる秋人の願い事を覗いて 指で願い事を数え始める 折っては戻る指を見て 秋人は苦笑する 「やっぱこーいうときにたくさん願わねーと」 「はは、全部叶うといいですね」 「叶うっすよ…、絶対」 秋人の言葉に、貴方はいつもみたく人懐っこい笑顔 秋人にもそんな笑顔が移る
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