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頬を膨らませる僕を見て
貴方は柔らかく微笑んだ
「七夕に誰にも見られずに飾ると願い事叶うんだよ」
「え!?そうなの!?」
「うん、願い事も見られたらダメなんだよー
だから内緒」
僕の目線に合わせてしゃがみこんだ貴方は
僕の額に唇を落として空を見上げて呟いた
そんな話聞いたことない
空から僕へ視線を移した貴方はきれいな笑顔
「僕のお願い事叶わないよ…」
「はは、大丈夫だよ」
「え?」
「何があっても、俺はお前のそばにいるから」
一生一緒にいるって約束をした雪の日の貴方を思い出した
雪の中に埋もれて
苦しいくらいのキスをして
あのときは本当に幸せそうで
ねぇ、その顔はなんて表せばいいの?
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