340人が本棚に入れています
本棚に追加
「鷹ーっ、もう帰って来たのかぁ?」
「やっ、何、離して」
「んー?やだ、お前が懐くまで離してやんない」
「お、れ、鷹じゃっ、ないもんっ」
人懐こい笑顔を浮かべたかと思うと
おっきい手が伸びてきて
胸の中に閉じこめられた
強い力に逃れる事が出来なくて
パパと同じことされるんじゃないかと
怖くなった
必死に暴れる僕を
力強く
鷹と僕を間違えた貴方は抱き締める
「え?鷹じゃ、ない?」
「か、らすだもん」
「え?…え?」
腕の中の僕をじっと見つめる瞳が
何度も瞬かれる
最初のコメントを投稿しよう!