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青い色の瞳をしていて
綺麗で吸い込まれそう
「烏様?」
「あ、秋人…」
「またお部屋を抜け出して
鴻様に叱られますよ」
「ごめん、なさい…」
不思議そうに僕を見つめる瞳が僕の入ってきたドアに向く
部屋に顔をのぞかせた秋人が
困った顔で笑うから
僕は俯いて、ごめんなさいをする
「鷹様の世話係の方ですか?」
「あ、はい、今日から入ったんすけど」
「どうも、こちらの烏様の世話係の、高城秋人です」
秋人が僕を抱きかかえた後
差し出された大好きな秋人の手を
さっき、僕を手招いた手が握る
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