不幸を呼ぶ少女

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「はい。構いません。」 月島という子はそう答えると酒井の隣の席へと座った。 なんか面倒そうだな。 絡まないほうがいいな。 「よろしくね!どの辺に住んでるの?」 酒井は彼女が席に座るのを確認すると話しかけた。 「えっ?…っとごめんなさい。私の名前は月島水希っていいます。」 彼女はびっくりしたかのように返答した。 「いや名前聞いてないし!!」 しまった。 関わってしまった。 自分のこの性【サガ】が恨めしい。 これが彼女との初めての会話となった。
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