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ガラッ!
扉の開く音と同時に一人の少年が教室に入ってきた。
「おい、ミスター酒井遅刻…だけど今日は見逃してやる。さっさと席につけ。
(お前も大変だな。)」
ミスターは最後の方は酒井にしか聞こえないように耳打ちをして席に座るように促した。
ちなみに酒井がぼろぼろになってはいってくるのは今日に限ったことじゃない。
理由?僕がやっつけているから?
・・・まあどうでもいいじゃん!!そんなこと。
「ミスターちゃん。サンキュー。」
そういうと酒井はさっさと席にすわ…れるはずもなくミスターの「先生と呼べ」の洗礼を受けていた。
洗礼後酒井は倉井の前の席に座ると後ろを向き倉井に向かって
「ゴミ箱は今まで一番キツかったよ。」
酒井は艶やかにニヤリとして僕に呟いた。
その時の酒井の表情に僕は恐怖すら覚えた。
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