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「さて、全員揃ったとこでサプライズイベントがあるぞ」
ミスターが教壇に手をつき声を張り上げて言う。
「なぁちー?ミスターの話って何だと思う?」
前の席の酒井が後ろを向く。
「さぁ?またクラス対抗ドッチボールとかかじゃない?」
ミスターはやたらとドッチボールを熱愛してる。
「ドッチは青春」
だそうだ。
「てかちー君にやられたゴミがまだ臭いんだけど」
僕は朝ゴミ箱の青いポリバケツを酒井の頭に見舞っていた。
「おまえが悪い。」
僕はきっぱり言った。
「ただほっぺにチューしただけじゃん。」
ドン!
僕は机にあった広辞苑を強めに振り下ろした。…角でね(笑)
「%#§☆¥♀♂%」
酒井は声にならない声をあげている。
「そこっ!夫婦漫才はもういいから俺の話をきけ!!」
教室が僕らをみて笑いに満ちていった。
だから酒井といるのは嫌なんだよ。
ん・・・!?
「だれが夫婦だ!!」
一応いっとかないとな。
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