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それは、全てあの日から始まった。
ある嵐が近い日のこと…………
高校2年生の達也は、学校に来ていた。
ガラッ
教室の扉を開けると、クラスの皆の冷たい視線が達也に注がれる。
そして、達也は机に向かう。
いつもの落書きされた机へ。
(いつもより多いな)
達也はそんなことを思いながら、慣れた手付きで筆箱から消しゴムを取り出した。
下を向き、机の落書きを消している達也の前に、三人の影が現れた。
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