2472人が本棚に入れています
本棚に追加
おとといの晩のことです。
深夜、３歳になったばかりの娘がうなされている声で目が覚めました。
「うぅん・・・いやだぁ！・・・うぅん・・・」
首をイヤイヤするように左右に振り、苦しそうに顔を歪ませています。
ここ最近、寝苦しい夜も続き、暑がりな娘は薄いタオルケットすらも剥いで寝ていることも多いので、またいつもの事かとも思いましたが、それにしても今夜はやけに苦しそうです。
妻も気付いたらしく目を覚ましました。
「麻衣、なんか悪い夢でも見てるんじゃないの？」
「ああ、そうかもな。どれ起こすか・・・麻衣ちゃん。麻衣ちゃん起きなさい」
しばらく揺すっていると、娘がパチッと目をあけました。
そして、見る見る目から涙を溢れさせ
「うわぁん！」
と泣き出しました。
最初のコメントを投稿しよう！