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「ジェイド……聞いたか…?」
「何をですか?陛下…」
あれから数日経った。
此処はマルクト帝国の王都……私が生きる世界…
そこの王宮の廊下を歩いていたら、後ろからピオニー陛下に引き止められる
「森の奥にある湖の話…聞いた事あるだろ?人魚が出るって言う……」
「えぇ…、聞いた事ありますよ。それが何か…?」
「実はその人魚なんだけどな…何でも昔からあそこに暮らしていた人魚族の生き残りらしいんだ」
「生き残り……?」
陛下のその話を聞いた瞬間…私の脳裏にフォニアの笑顔が一瞬浮かび………
そして消えた……
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