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まず、人を身動きできないように架などに縛りつけましょう。
この際両手と対象外の足(この場合右足)は手首足首等の末端を血液が止まらぬ程度で、しかし拘束力があるように縛ります。対象以外はある程度の自由度を与えないと、被験者から情報を得る前に壊れてしまう可能性があります。
勿論、対象である左足は臑(すね)までしっかりと固定します。
さて、今回使用される道具は山羊さんです。
何頭かいると心強いでしょう。黒山羊さんなら「コイツが食べるの手紙じゃなかったっけ?」と、与太る事もできます。
さて、準備は整いました。始めましょう。
被験者の対象である左足の踵(かかと)に薄い塩水を塗ってあげましょう。
山羊さんは塩水が好物なので、被験者の踵を一心不乱に舐め始めます。
山羊さんが舐めるのを止めたら、再度塗るなり、違う山羊さんを宛がうなり適宜判断して下さい。
見てみると、被験者はくすぐったがり、山羊は塩水を舐めている、牧歌的な風景になります。
塩水を塗るのは最初だけなので、暇つぶしに本かDSを用意しておくといいでしょう。
気の弱い人はiPodがいいかもしれません。
そうこうしてるうちに被験者の踵は山羊さんの唾液と塩水でふやけて白くなってきます。
いかに頑固な角質も軟らかくなった上に何万回もの摩擦~山羊さんの柔らかな舌といえども~で、かなり剥がれてきました。
この辺りで被験者に情報の提示を求めてみても一興かもしれません。
それが人としての優しさと言うものです。
とは言え、この時点で口を割る被験者は多く見積もっても千人に一人でしょう。
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