不思議な出会い

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外観は本当に百人が見たら百人が古いと言うくらいボロボロな外観で、でもその外観が私にはどうしても引き寄せなれる魅力にしか見えなかった。 恐る恐る扉に手を掛け中に入っていった。 「すみませ~ん、誰かいませんか~」 薄暗い店内、人の気配は皆無。 正直、お化け屋敷なんて比べものにならないくらい薄気味悪くて不気味な雰囲気を醸し出していた。 「本当に誰かいませんか~」 呼んでみても誰かが出てくる気配はなく、私は店内をぐるりと見回した。 そこでふと見つけた数少ない明かりが照らされている場所。 気になってそこに近付いて行った。 そう、ただなんとなく、好奇心で……。
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