~父親の形見~

20/20
前へ
/485ページ
次へ
「……取り敢えず、寝る前に何か食べるか?」 「あぁ、そうだな……」 2人は遅めの夕食を取り、それから寝る準備をすると、正悟は寝室にクロスの布団を敷いた。 「オレはこの服のままで寝るのか……」 「しょうがねぇだろ、母さんがいつの間にか洗濯機に入れてたんだから。じゃあ、そろそろ寝るか。おやすみ」 「……おやすみ」 正悟は自分の部屋に戻り、ベッドに横たわった。 「クロス、恥ずかしがってたなぁ。あんな女の子らしい所もあるんだ……」 正悟はそう呟くと、徐々に深い眠りに誘われて行った。
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加