過ぎてしまった時は、もう戻れない‥

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雄「………でさ、涼介は、俺の家に行って助けを求めに来たんだ。俺もその出来事を分かってたから、涼介に話したら…涼介がさ」 7年前に涼介の母は、夫のDVに悩まされ、毎日父が酒に溺れていた。 会社で嫌なことがある度に…… そして、とうとう父の会社は倒産し、いつもの様に暴れていた…… 積もりに積もって、溜まったものが爆発したかの様に それが6年前のあの日―――― 涼「雄也くん…もう僕どうしょう……」 雄「お母さん、今日は涼介くんを家に泊めてくれないかな?」 母「エェ。そうね、その前に警察に電話しなきゃ」 あの後、涼介は近くに住んでいた叔母に 引き取られたのです。 春「と言うことを俺は、後で雄也に聞かされたんだ」 輝「そうだったんだ」 雄「今日が、涼介の親の命日なんだ…………」
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