迫り来る命

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男「涼介なのか?…………あっ…またやっちまった………。涼介助けてくれ!!アアアァア!」 涼「父さん!!!」 最悪の再会だったが、何故か涼介は父さんを抱き締めた。 雄「ハァ………涼介の…………父さん。涼介は……ずっとアナタを……思って………ゲホ」 雄也は、吐血してしまった。 伸「雄也もう喋ったらあかんて!!!!」 男「分かっていたよ。どれだけ涼介を苦しめてきたのか……」 涼「ごめんなさい。」 男「謝るな。謝るのは俺の方だ!」 涼介と向かい合って話していたのだけど、 サイレン音が鳴り響き、やってきた警官隊によって男は取り押さえられた。 涼「離せよ!離せ!!」 男「涼介ありがとうな……」 『18時15分山田忠則殺人罪にて確保。』 金属音が鳴った 涼「父さん……ウッウワァ!」 コンクリートに涼介の涙が零れ落ちた。
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