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―explanation―
吸血鬼の中ではかなり有名な『ターシェ』という家で生まれた。
ターシェとは初代吸血鬼の時から一族が存在していて、なかなか力のある一族だ。
彼女は好奇心がなかなかあり、性格も美しさもあって子供時代はモテモテだが、吸血鬼の中で本気に愛せた者はいなかった。
リリ=ヴェルハーツとは先輩後輩の中で、学校で誰よりも背が低くて可愛いから目立っていて、話しかけてみたらすぐに仲良くなった。
学校を卒業すると家族の元を離れてリリと共に東京へ行き、それぞれの一人暮らしを楽しんでいた。
最初は楽しくて仕方なかったが、やはり寂しくなってしまって自分の下僕を作ってみようと思い、街に出て宝石を持たせた人間を餌に男性の吸血鬼を呼ぼうとした時に、高層ビルの屋上で自殺しようとしている男性に出会う。
これがソウルとの出会いだった。
長い間このソウルといるとだんだん彼の性格に惹かれていって、初めて吸血鬼じゃなく人間のソウルを愛した。
愛したのはいいが、既にその時からターシェ同等に力のある一族『クレイス』のリベルと争いが起きないよう婚約をしていた。
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