風俗時代

地獄の風俗デビュー

恵子は中学の時橋田に面倒見てもらってたから信用できる人だよと言ってたからあたしはすっかり信用していた。

ところがあたし達が住む予定の部屋は家賃が１０万円すると言う。
高校を出たばかりのあたしには当然払えない額だ。
橋田は当然のようにあたしをヘルスに連れていった。

話の展開も見えないまま面接→講習となった。

それから橋田と切れるまでの２週間は１度も休みはなかった。毎日朝の１０時から夜１０時まで土日は夜中の３時まで働かされた。給料は橋田に持って行かれた。あたしが働いてた時はちょうどノストラダムスの予言の時期で風俗は馬鹿みたいに忙しかった。２週間で５０万程稼いだ。

風俗で働くようになって２週間経っても橋田が用意した部屋に住ませてくれる様子は全くなかった。さすがに不信感を抱いたあたしは、橋田からさっさと離れた。

後で知った話だが恵子はあれからヘルスでグルグルにされお金も自由もない生活が１年程続いたらしい。

恵子には悪いけど正直２週間だけで済んで良かったと思う。