『第十五話 剣の継承』

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「『「『「『「「『「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」』」」』」』」』」 「『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』」 ブレイブナイツが、叫び声を上げる。 「天(てん)ッ!!」 志狼は、剣の重みに任せて一回転し、 「風(ぷう)ッ!!!」 剣を縦一閃、 「剣(けん)ッッ!!!!」 ヴォルガイアーに向けて振り下ろした。 ドッ!! 大地を砕きながら、ヴォルペガサスは着地した。 一瞬遅れて、ヴォルガイアーの背後の地面が、技の余波で数メートルに渡って地割れを起こす。 「…」 当のヴォルガイアーは、 「ふ…」 頭上から股下まで、光りの軌跡が一筋走り、 「…見事だ」 直後、中心から左右に分裂し。 そのまま、爆裂四散した。 ヴォルペガサスは、ぺガスキャリバーを腰部へと収め、翼を背面へと戻し、立ち上がる。 「『我が剣に…斬れぬ物無し』」 ヒヒィーン…ッ 剣魔王、撃破。 勝利を誇示するように、ヴォルペガサスの胸の天馬が嘶いた。
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