勇者剣伝ヴォルライガー 第一話『騎士の勇者!!』

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剣十郎は静かに腕を組んで声を張り上げた。 「ひとォーーーーつ!!」 「…スゥー…フーー…」 (ひとつ…自分に絶対の自信を持つべし…!) 『パートナー…!?』 ヴォルネスは志狼の変化に気付く。 少しずつ、自分とパートナーのリンクが強くなってきている。 「ふたァーーーーつ!!」 (ふたつ…右足を引いて相手に対して半身に構え…) ググッと、ヴォルネスは右足を引き半身に構える。 (左手を真っ直ぐ相手に対して突き出し…) ヴォルネスは連動して、左手を突き出す。     (右手の剣はどんな状況にも対応できるように自然に構え…腰を落す…!) ヴォルネスはナイトブレードを自然に構え、腰を深く落す。 「みィーーーーーっつ!!!」   (みっつ…そして…相手を眼力で射殺すかのように、睨みつける!!) キィン! すると、志狼は先ほどまでとはまるで別人のような、獣のような威圧感を放ち始めた。 「何言ってやがるッ! まとめてぶっ殺してやる!!」 男は6連ミサイルを発射する。 が。 「…ッフウ!!」 ヒュン!ドガォォォオン!!! ヴォルネスは一刀の元に6発のミサイル全てを叩き斬る! 「ば…馬鹿なあぁ!!?」
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