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1985年音楽の神様が降臨
デビューから八年目を迎えるこの年、サザンはレコーディングに1800時間を要し日本の音楽史上、最高傑作で当時の売上を驚異的な数字で記録を作る事になる。
そのアルバムは
KAMAKURA
二枚組のこの作品は、ビートルズのホワイトアルバムに憧れた部分もあるのだろう。
けど単にビートルズを真似た作品でないのも事実だ。
まず作品で驚くのは、この当時に時代を先読みしたのだろう、スクラッチノイズを使用している。まだアナログ盤が主流の時代に、これは度肝を抜かれただろう。同じプロミュージシャンたちも。そして、サンプリングだ。
いまではスクラッチもサンプリングもヒップホップ界では当たり前なのだが、この時代にこの手法を取り入れていた日本のミュージシャンはサザンが初めてではなかろうか?
小室哲哉はこのアルバムについて当時羨ましく思ったらしい。
と同時にあの頃、こういった作品を作れるバンドはサザン以外いなかったともコメントしているのを聞いた事がある。
1985年のサザンにしか作れなかったこのアルバムは、アナログ盤の時代に100万枚を軽く超えたセールス記録がある。
いまはCDの時代なので、100万の数字の意味や重みが違うが、アナログ時代はそう簡単に売れる時代でなかった事を聞いている。
1985年サザンは原の産休と同時にメンバー一人一人のスキルアップなどをはかる為、活動休止制限に入る。
そして当時この休止がマスメディアから解散報道として扱われたまま、サザンはシングル
メロディーを発表。
確かに今メロディーを聞くと何となく解散を示唆するかのような匂いも何処となく感じるのは俺だけかな。
ちなみにアルバム
KAMAKURAのCMは明石家さんまが涙を流しながらメロディーを歌う、数年前何かの番組で映像見た事があるが、ちょっと笑えたなぁ。
サザンは休止していよいよ桑田佳祐の新たな挑戦1986年を迎えようとしている。
桑田が三十路を迎える節目の年でもある。
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