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1979年紅白初出場
デビューから二年目を迎えるこの年のサザン。
彼らの毎日はテレビ出演にCM,ライブにレコーディングの繰り返しで過密スケジュールをこなしていた。
前年にデビューしてから、世間ではコミックバンドのサザンとイメージ付けられ,バンドとして次のシングル曲の方向性をスタッフと口論になっていたのも事実である。
勝手にシンドバッド
気分次第で責めないで
の路線に続き
思い過ごしも恋のうち
を三枚目にすべきだと言うスタッフと、脱コミックバンドを位置付けたい音楽家としての桑田は一つの賭けに出た。
それが名曲
いとしのエリー
発売当初はそれまでと全く違ったサザンの曲に世間の反応は冷たかった。新曲ですと発表した会場がシラケてしまったエピソードもある。
しかし名曲は時間をかけ徐々に世間の心に浸透し,それがいつしか日本を代表する名バラードとなり誰もが知っているサザンのスタンダードナンバーとなる。
そして、この年サザンは紅白歌合戦に初出場を果たした。
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