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「なになに~有名人の息子さんはやっぱ態度でかいんですか~?オイッ」
「どけよカス」
祐輔さん直伝殺人パンチコイツで学校制覇しよっかな
「うぼぁっ!!」
オレは…親父の様にはならない…
根暗にはならないし…
ケンカで負けたりもしねーし…
女だって…親父みたいにウジウジ恋愛なんかしてらんねー
イジメられてるヤツがいたら全力で助けるし、全力で守る
絶対親父とは違う人生を歩む。
じゃねーと面白くねーんだろ?親父。
個性…魅力か…
あの本、そこんとこだけカッコイイな。
「オラァッ!!」
今日もオレは殴る。殴る。殴る。
3年とかなんとか関係ない。5対1でも30対1でもやってやる
「ひぃぃぃぃ!コイツバケモンだ!逃げろ皆!」
ちっ…おめえらがウチのクラスの古西にエロい事してんのは知ってんだよ逃がすか…
「はぁ…はぁ…流石にクラス全土にまで広がるとは…」
結局1対15(加勢してきた男子ども)で時間食っちまった。
ちょい屋上で一休み
「あの……魚塚くん…」
「はぁ…あ…?古西か…悪いヤツ皆もういないぜ?」
古西美奈保(みなほ)
同じクラスメイトの根暗女子。ルックスいいのに暗くてウジウジしてる。もう何度か助けてあげてる気がしないでもない
「その…これじゃ魚塚くんが…悪者なんじゃ…」
「………」
…ああ、そーかい、そーかい。そうだよな
皆そうだ…助けてあげてもあげくの果てに皆逃げるからな…
「でも…凄いカッコイイ…よ?魚塚くんは…わっ私…の…」
古西………お前………
このポジションすげぇ
屋上からか風は強くスカートひらひら
「なに顔赤くなってんだ?後お前スカート見えるぞ?」
「えっ…!み…見ちゃ…たの…?」
古西の顔は真っ赤でスカートを必死に抑える
「あ…?…いや…」
見えたけど…かわいいパンツ
「ほ…ほんと…?」
「あ、ああ…見て…ねー」
てゆーかなに今の胸にドスってきたのは…
古西の瞳を見ると…
なんだこの感じ…
なに?なにこれ…恋ってヤツ?
おいおい嘘だろ…こんなヤツにオレが?
…………ッ
ッ…
ッ…
ッ!!
ッ!?
いやないな…気のせいだよな!?そうだと言ってくれパフュームのあーちゃん!
「魚塚くん…校長先生が一週間…学校来なくて…いいって…てゆーか来るなって…」
「………マジ?」
「END」
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