大切な物の為に

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『ハハッ!!バカじゃねぇの!?消えねえよ!ビビリの王子様!』 王子様だなんてそんな…/// バカァゥィェゥッ!! そんな事今はどーでもいいんだよ! 『魚塚くんッ助けて!』 『うるせぇ!お前黙ってろ』 一人の男が石嶋の口を手で抑えて…石嶋の首筋を…その…舐めた… 『ぃ…やん…』 『ハッハッ♪コイツいい声出すぜ!?余計に襲いたくなっちゃうな~♪』 オレは思考が止まった そ…んな…石嶋が… バカァゥィェゥ!! ビビってんじゃないよバカ!!立ち向かえよ! 3対1でか? ボコボコにされるだけだ… オレは自慢じゃないがケンカLvは0.2位だ… 幼稚園でしたケンカ以来経験値は貯まっていない。 この男達のLvを分析すると… な…何ッ!? 測定不能だと? オレの脳内スカウ〇ーが壊れた ケンカLv測定不能3人組 VS ケンカLv0.2のクソザコスライム以下のカス野郎 勝てるわけ… ないじゃないか… どうすればいいんだ… 『おいおい王子様~どうした~?かかって来ないならオレ達はこの娘とやっちゃいたいんだけど~』 『うっ…んん…』 男はまだ石嶋にベタベタして首筋を舐めている。 石嶋は泣き出してしまった。 オレは…正気なのか… 目の前で大好きな女の子が泣いてるっていうのに… なんにもできないのか?
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