大切な物の為に

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『い…いくよ…本当に行くよ?』 なんかケンカしたくないから遠回しに言う。 『はッ!?早くこいや!』 ちっ…こいつぁこの戦いを避けたら男じゃねぇな… なんていう強い気持ちを心に込めて前に進む… ロボットみたいに 『んだぁ!?てめーはふざけてんのか!?舐めてんならこっちから行くぞ?』 『い…ゃ…舐めてなんかないです…』 舐めたのお前等じゃん… 違う意味で… 『行くぞ…』 男の前に立ちはだかったオレはもう一度聞く。 『ああ…ビビリの王子様の力をみしてくれ…』 オレはアンパ〇マンの如く腕を回しまくり 顔面目掛けて… くらえ!ア〇パンチッ!! ペチ… な…殴れない… オレは威圧感にまけてペチっとほっぺを叩いた。キメゼリフと共に… 『ま…まだまだだね…』 オレはセリフを言い切ると当然の如くぶっ飛ばされた。 男はオレの腹をおもいっきり殴りオレは壁に衝突した 『痛っ…た』 マジで…冗談抜きで…痛い…腹の中がグルグルしている…吐きそうだ… 『お前舐めてんのか?』 さっきまでビビリの王子様とか言って笑ってたヤツがマジでキレてる 怖ぇぇぇよッ!! 『テメーに時間なんか使ってたまるか…おい…たけし…お前も手伝え』 たけし?普通通りな名前だな!お前も弱そうだぜ!バーカ! オレは最後のあがきか調子にのりだした だが決して口にはださない… だって余計にボコられるもん… つまりオレはキングオブビビリだった
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